その場所は「楽しむ心」を求めるモノを、拒むことはない。
いかなる場所に生まれたモノも、いかなる境遇に育ったモノも、
「楽しむ心」を求めるモノを、我が家のように迎え入れ、 訪れる全てのモノに惜しみなく「楽しむ心」の恩恵を享受しようとする場所。そこには、あらゆる体制的、社会的な束縛は存在しない。
アルファベットの最後の文字を冠したその場所には、 森羅万象の終わりが、寔の終わりではなく、 次世代の「始まり」であり、一切の枷を持たず、 全てを自らが切り開いていくという意志が込められている。そこに集まるモノたちに共鳴する探究心は
水面のしじまに溶けゆく雫の、幾重に広がる波紋のように 新たな「楽しむ心」を生み、新たなコミュニティーを形成していく。その場所は「楽しむ心」を求める全てのモノの訪れを待ちわびている。
日が昇り、そして落ちゆく水平線の彼方から
おもむくまま、止め処なく寄せては返す白波を 汀が無限に迎えるかのように。